能登半島の切り出し珪藻土七輪

NOTONEN

NOTO NENSHOKI

KOGYO

能登燃焼器工業

火のある暮らし

LIVING WITH

 FIRE

能登半島・珠洲市(すずし)に古くから受け継がれる”切り出し七輪”(切り出しコンロ)と呼ばれる火の道具は、地中の珪藻土(けいそうど:珪藻と呼ばれる植物プランクトンが堆積してできた岩石)を職人がノミを用いて切り出し、一つ一つ手作業により丁寧に成形・焼成などを行い作られます。

能登・珠洲の珪藻土は、成形性に富み、多孔質で優れた断熱性(熱効率)を有することなどから、長年、多くの人々の火のある暮らしを支えてきました。その利用の歴史は、1000年を超えるともいわれます。

 

切り出し

七輪

工場近くの坑道から、珪藻土を掘って切り出し、削って成形したものを「切り出し七輪」といいます。私たちは昭和初期、まだ煮炊きが炭や薪で行われていた頃から、この切り出し七輪を作り続けています。

 

奥行き数百メートルの坑道の奥で、珪藻土の壁を七輪のサイズに合わせて切り込みを入れて、”打ち剥がして”いきます。端がした固まりを、まだ水分が残る柔らかいうちに製品サイズに削り、成形してきます。この成形作業は様々なかんなを使い分け、手作業で職人が行います。最後に釜で焼成して、着色や金具を取る着ける行程を経てようやく完成します。

 

珪藻土は焼かれることにより、多孔性の素材に変化し、この微細な穴が断熱性を高めます。このことにより切り出し七輪は熱が逃げにくく、炭が発する遠赤外線をより効率的に食材に加える事ができ、早く食材の中心まで熱を加えることが可能です。

 

DIATOMACEOUS

COOKING STOVE

THE STORY OF

TURE

CRAFTSMANSHIP

切り出し七輪は"こうして作られる"、と一言で語るのは難しい。

MINING

WORK

坑道・切り出し

”そらのいろ、かぜのにおい、そんな時の流れが届かない世界”

切り出し職人の仕事は、毎朝ノミを持ち数百メートル奥深く続く坑道へと向かうところから始まる。岩肌から染み出した水でぬかるんだ坑道内は、全長数キロにも及び地中深く迷路のように枝分かれして掘られている。

 

目的地に着いた職人はノミを手にし「岩切り」を始める。古来この土地の人々は珪藻土のことを岩と呼んでいたことから、今でも珪藻土の切り出しを「岩切り」と呼んでいる。切り出しには鉄砲ノミ(形状がてっぽうに似ている)と形状を整える平ノミを用いる。この二種類のノミを使い分け、地中を切り進む。

 

切り出す珪藻土は最終的な製品の大きさに合わせた塊に切り出す必要があるが、天然地層のため不規則な亀裂があり、そう簡単には切り出すことは出来ない。岩切りされた珪藻土の塊がある程度まとまると、地上へと運ばれ人の手による成形行程にはいる。

 

岩切り職人は地表の光をほとんど見ることなくその一日を終えるという。そんな時の止まったような坑道の奥深くで、今日も職人は岩を切り続けている。

 

成形・焼成・仕上げ

”まなぐこと、それは一人前の職人技”

坑道から切り出された珪藻土の塊は、まだ水分が残った柔らかいうちに七輪の形に成形していく。代表的な角型七輪を成形する際は、初めに平ノミにより外形を「まなぐ」。まなぐというのは、外形を平らに整える基本的な削りの技術で、この技術は長年継承されてきたもの。一つ間違えば、苦労して切り出した珪藻土の塊を一瞬にして無駄にしてしまうような繊細な作業だが、職人はなんの迷いもなく数ミリの精度で削っていく。外側の削り作業が終わると、七輪の内側の部分も丁寧に削られていく。

 

珪藻土の塊だったものが、七輪の形へと成形され、次は焼きの作業(焼成)にはいる。二晩かけて薪を使い専用の釜で焼く。この際二時間おきに薪をくべなくてはならない。また焼くものによりその焼き加減を変えるので、釜の様子を常に伺っていないといけない。こうして焼きあがった七輪は水分が完全に抜け、珪藻土の塊だったときと比べると半分の重さになる。

 

最後は仕上げの作業に入る。手作業で七輪の着色、金具の取り付けを行い、最終的に珪藻土の切り出し七輪が完成する。

 

いずれの行程も職人の技術によりなせる繊細な作業。能登半島では古くから珪藻土をかまどや炉の材料に利用してきた。最盛期は20から30社あった切り出し七輪の工場は今は数社となり、伝統を受け継いできた職人もまた少なくなっている。

 

KEISODO KIRIDASHI SHICHIRIN

FROM

NOTO PENINSURA

火が食材の中まで均等に入り 美味しく焼ける

少しの炭でも 効率よく煮炊きができる。

外は パリッと、中はしっとりと魚が焼ける。

こんな言葉を切り出し七輪をお使いになるお客様から頂きます。ガスや電気での調理が当たり前になった現代で、こうした言葉をいただける事で、私達が昔ながらの手作業で作る切り出し七輪が、現代において再び形を変え意味のあるモノとして存在しているのだと気付かされます。

 

私達は、切り出し七輪が煮炊き道具の中心であった時代からこれらの製品を作り続けています。私達が作る多種多様な切り出し七輪製品をぜひご愛用ください。

WE ARE

OF OUR PRODUCTS

PROUD

私ども能登燃焼器工業は先祖代々この能登の地で切り出し七輪を作り続けてきました。

 

一つ一つ手足業で作られる七輪は、職人の高い技術の元に形作られ、一般のご家庭で使用できる七輪から、

ニーズにあわせたプロユースの特注七輪まで幅広く制作しています。

 

 

製品のご案内やご購入などについては下記までお問い合わせください。

能登燃焼器工業 株式会社

TEL(0768)82-0569 FAX(0768)82-0552

〒927-1216  石川県珠洲市上戸町寺社26-2

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